印刷・製本の用語解説

(あ行)

アウトライン化

入力した文字フォントを図形化すること。送信する場合、アウトライン化すると環境(パソコンのOSやプリンター)が変わっても、また相手がその書体を持っていなくても、そのまま見ることができ出力もできる。
Adobe ソフト(イラストレーター)などで使用できる機能

遊び紙

本の体裁を良くするために、本文の前後に入れる用紙。一般的には本文と同じ用紙だが色上質を使うこともある。

糸かがり綴じ

刷り本の折り丁を1 折ごとに糸で綴じ合わせる製本様式。上製本に用いられる。

インデックス

書籍の巻末にある必要事項の掲載頁を示したもの。コンピュータではデータベースの検索やソート( 並べ替え) をするための索引データをいう。

大扉(おおとびら)

書籍の巻頭に付く表題紙。通常は本の題名、著者名などが入る。

奥付(おくづけ)

書籍の巻末に、書名、定価、発行年月日、版数、著者名、発行者名、印刷者名などが印刷されている頁。

オフセット印刷

版の撥水性を利用した平版印刷。薄いアルミ板から直接用紙には転写しにくいので、いったんゴム(ブランケット)に転写してから、用紙に印刷する方式。現在の印刷方式の主流である。

オンデマンド印刷

顧客が「必要な時に」、「必要な部数」を印刷、製本して即納する印刷システム。

オンライン入稿

原稿をデジタルデータの形で通信回線などを利用して印刷会社に入稿すること。

(か行)

画像解像度

画像のきめ細かさや画質の滑らかさを表す尺度であり、その単位はdpi で表す。最小単位の1 dot が1 inch 当たり何個並んでいるかを表す単位。(72dpi = 72/inch)数が大きければ滑らかな画像になり、品質再現が高くなる。しかし、扱うデータ 量は大きくなります。

階調

色の濃淡。またハイライトからシャドーまでの濃度の段階。=グラデーション

隠しノンブル

ノンブルとはページ番号のこと。ページ数としては数えるが、全面写真でノンブルが入らない頁や中扉、目次など、数字を印刷しない隠しページ番号。

紙の目

用紙には「縦目」と「横目」がある。長辺に平行の紙目を「縦目」の紙といい、その直角方向のものを「横目」の紙という。 印刷物によって紙の目を選ぶ必要がある。そうでないと本がめくりにくかったり、くるんだ表紙の背が割れたりすることがある。

キャプション

イラスト・写真・表につける短い解説文。一般に本文より小さなポイントを使い、その大きさよりはみ出さないように組む。ネームともいう。

口絵

書籍や雑誌などの巻頭に載せる絵や写真のこと。

化粧裁ち(けしょうだち)

印刷物や本の中身を仕上げ寸法どおりに正確に断裁すること。=仕上げ断裁。

小口(こぐち)

左ページの場合は版面の左側のあき部分をいい、右ページの場合は右側のあき部分をいう。反対に「のど」は、「小口」とは反対の綴じ側に近い内側の部分をいう。小口=本の開く方。のど=本の綴じてある方

(さ行)

CMYK

色の表現方法。CMYK カラーモデルはC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の略。この4 色のインクやトナーで通常のカラー印刷ができる。これに対してRGB は光の三原色での色管理で、モニターなどがこれにあたる。ワードやパワーポイントのオフィスアプリはRGB で色を管理している。このため印刷時とモニター表示で色の違いが大きくなる。

上製本(じょうせいほん)

本の中身を糸かがりして、背をかため、別仕立ての表紙でくるむ本格的な製本様式。記念誌、写真集、小説の新刊本など高価な書籍に用いられる。ハードカバーと言う事もある。

背幅

背が独立している本(中トジ製本以外)の背の厚みのこと。上製本などで正確に背幅を知りたい時は束見本(つかみほん)という物を作る事もある。

背文字

背が独立している本(中トジ製本以外)の背の厚みのこと。上製本などで正確に背幅を知りたい時は束見本(つかみほん)という物を作る事もある。

(た行)

裁ち落とし(たちおとし)

断裁で裁ち落しすこと。また裁ち落した紙クズのこと。

裁ち切り(たちきり)

写真や図版などが、仕上げ寸法より大きめに印刷されている部分を、仕上げ裁ちの際に裁ち落とすことをいう。(一般的に言うフチ無し印刷に仕上げる時)

裁ちしろ(たちしろ)

製本の仕上げ裁ちの際の断ち落す部分をいう。

束(つか)

本の厚さのこと。

束見本(つかみほん)

本の全体の体裁を見るために、白紙の本文用紙・装丁材で試作する見本。箱や表 紙カバーの作成、背幅の確認に用いる。

通しノンブル(とおしのんぶる)

前付け、本文、後付けを通した全体のページナンバーのこと。

扉(とびら)

本のタイトルページで、通常ノンブルは印刷しない。巻頭に付く扉を「大扉(おおとびら)」、本文中に挿入される扉を「中扉(なかとびら)」という。

トンボ

印刷時の見当合わせを正確に行なうための目印。製本工程では、断裁位置を示す『角トンボ、仕上げトンボ」と折りの位置を示す「折りトンボ」を目印に使う。トンボはOFFICE アプリケーションでは通常付ける事ができない。イラストレーターのようなAdobe ソフトや面付ソフトで使用できる。

(すぐスールでは入稿時のトンボの有無を特に問題にはしていません)

(な行)

中とじ製本

週刊誌など比較的ページ数の少ないとじ様式に採用される。本文と表紙を一緒に2 ヵ所(または3 か所)をホチキスで止めるように綴じる製本形式。無線綴じと異なり本の背側から綴じるので見開きがしやすい。

並製本

表紙が本文と同じ寸法で仕上げた製本。雑誌などにみられる本文を仮とじをして、印刷された表紙でくるむ一般的な製本形式。例:クルミ製本、中綴じ製本。上製本(ハードカバー)に対して使われる言葉。

のど

本をとじる側のこと。

のどアキ

ページの左右の余白のうち、製本で綴じられる側の余白。

ノンブル

各ページの端の方に入っているページナンバー。

(は行)

端物(はもの)

一般にページ物に対して、1枚物の簡単な印刷物をいう。チラシ、はがき、伝票、DM(ダイレクトメール)などがある。

版面(はんづら)

印刷の判型(仕上がり寸法)から周囲の余白を除いた、本文や見出しが印刷される部分を版面(はんづら)という。

左綴じ(ひだりとじ)

本文横組みの場合のとじ方。表紙の左側がとじられていて、通常は偶数ページは左、奇数ページが右になる。

PDF

PDF とはPortable Document Format の略。コンピュータ画面上でWindows、UNIX、Mac などのシステムの違いにもかかわらず、同じ文書を元の形で表示することができるファイルフォーマットです。

PP 張り

ポリピレンフィルム(Poly-Propylene)フィルム加工を圧着貼りして、表面の保護や強度、光沢を出す表面加工。雑誌などの表紙に使用され艶消しもある。

(ま行)

見返し(みかえし)

上製本で表紙と中身を貼り合わせるための紙。二つ折りにした丈夫な紙の一方(きき紙)を表紙の裏側に貼り、もう一方を遊び紙にする事が多い。表見返し(おもてみかえし)と裏見返し(うらみかえし)があるのが普通である。

右綴じ(みぎとじ)

本文縦組みの場合のとじ方。表紙の右側がとじられていて偶数ページが右、奇数ページが左になる。

見開き

本を開いた左右の2 ページ分がひとつの連続した紙面として構成されたもの。

無線とじ製本

ペラや折り丁の背を、糸や針金を使わず接着材だけで固める製本。これに表紙をくるむ製本を「無線とじ製本」という。くるみ製本とも言う。

(ら行)

落丁

ページ物の一部ページが抜け落ちて製本されたもの。

乱丁

ページ順が間違った順番で製本されたもの。

ルビ

漢字の読み方を示すふりがな。