学校新聞づくりの究極ガイド~初心者でも安心の書き方と印刷アドバイス

学校新聞づくりは、子どもたちのコミュニケーションや表現力を育む絶好のチャンスです。
新聞制作のために、情報を集めたり、文章を書いたりすることは、学習スキル向上の機会にもなります。
これによって、情報を伝える力や考える力が身につき、いろいろな考え方を尊重する場にもなり、子どもたちが成長できる手助けになります。
さらには、学校内外の出来事を発信するだけでなく、チームや仲間で協力することの意義を理解し、指導する教師や保護者とも結束を深めることができるなど、多くの価値ある可能性を秘めています。
そこで今回は、学校新聞の制作過程で特に重要な「3つのポイント」を分かりやすく解説します。
是非、この記事を参考にして、学校新聞作りに役立つアイデアやテクニックを習得し、読む人がぐっと引き込まれる学校新聞作りを目指しましょう。
学校新聞の書き方・作り方について
学校新聞は、教師が児童・生徒と一緒に楽しんで作ることが大切です。
そうすることで、子どもたちが興味のある事柄をより深く掘り下げていくことができます。
そして、調べたことを新聞としてアウトプットすることで、伝える力も身につきます。
とはいえ、自分の考えを文章にしたり、まとめたりすることは一筋縄ではいきません。
子どもたちが満足できる新聞が作れるように、うまくサポートしたいですよね。
そのために、まずは学校新聞の制作手順を確認していきます。
新聞づくりの制作手順
1.目的と目標の設定
最初に、新聞づくりの目的を明確にしましょう。(例:情報共有、学校の活動の促進、学習支援、地域社会との関係強化など)
また、発行の頻度も設定しておくとよいでしょう。(例:月1回、1学期に1回など)
2.テーマの選定
学校新聞の目的やターゲットになる読者に応じてテーマを選びましょう。
詳しくは、次の『新聞のテーマやネタの選び方』にて解説します。
3.コンテンツの立案
テーマに応じて、いくつかのコンテンツ記事(いわゆるネタ)を立案します。
記事数は、メイン記事1つ、サブ記事1~3つ、その他(お知らせ・編集後記など)が一般的です。
4.記事のネタ集め(インタビュー・取材など)
記事を書くために必要な材料を集めます。
材料の基本は「5W1H」の情報です。
「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どうやって」の6つの情報があれば、分かりやすい記事を書くことができます。
まずは分かっている情報を下調べしましょう。
すると「5W1H」のうち不足する項目がわかってきます。
また、「なぜ」と思い浮かぶことも増えます。
この疑問を取材でぶつけましょう。取材時にはメモを忘れずに!
5.記事を書く
下調べと取材で得た情報を、記事にまとめます。このとき気をつけるポイントは3つです。
■大切なことから順に書く
読者が求めている情報や、執筆者が最も伝えたいことを考え、最初に書きます。
次にその経緯や状況を説明する文に繋げていきます。
最後に感想などを補足します。
すると、重要なことが伝わる文章ができあがります。
■1つの記事に書く内容は1テーマにする
取材した内容や調べたことの中から、伝えたい内容を1つに絞って書きましょう。
手持ちの情報をすべて書いてしまうと、ただ長いだけで、何を伝えたいのか分からない文章になってしまいます。
■見出しをつける
内容が一目でわかる見出しをつけましょう。
いわゆるその記事のキャッチコピーです。
文字数は8~10字程度がよいでしょう。
6.レイアウトを考える
取材内容と記事の量を踏まえて、紙面をレイアウトします。
見出しや写真、記事を、読者が読みやすいよう配置しましょう。
詳しくは、次の『新聞のレイアウトの決め方』にて解説します。
7.デザイン制作
実際に紙面を作成します。レイアウトに沿って、見出しや記事を入れ、写真を配置しましょう。
読みやすくなるよう、「見出しの文字は大きくする」「イラストを挿入する」といった工夫も必要です。
8.校正チェック
内容に間違いがないかを確認します。
具体的には、誤字脱字・文法の間違い・内容の矛盾などをチェックしましょう。
記事を書いた本人だけでなく、他の人にも確認してもらうと、チェック漏れが少なくなります。
9.印刷
校正のチェックが終わったら、印刷工程に進みます。
予算も考えながら、印刷部数と印刷方法を決定します。
10.配布&振り返り
出来上がった学校新聞を配布します。
また、今回の制作過程での課題や成功点も共有して、次回の改善点を話し合うことも大切ですね。
以上が、基本的な新聞づくりの制作の流れです。
その中でも、「テーマの選び方」「レイアウト」「デザイン制作」「印刷」について、より深堀していきます。
新聞のテーマやネタの選び方
新聞づくりで、楽しい反面、悩ましくもあるのが「ネタ選び」ではないでしょうか。
どんなテーマにするかは、児童・生徒の年齢で大きく変わります。
そこで、小学校、中学校、高校に分けて、おすすめのネタをご紹介します。
【小学校】
■友達紹介
学年が変わるたびにクラス替えがある場合は、新学期にあわせて、各児童の自己紹介や、転入生のインタビュー記事などを掲載する。
■各クラスの活動紹介
クラスごとに、学習や活動のハイライトを特集する。
■季節の記事
季節ごとの楽しみやイベント、学校周辺の風景の変化を写真と一緒に紹介する。
【中学校】
■生徒インタビュー
異なる学年やクラスの生徒たちにインタビューを行い、学校生活や趣味、将来の夢について語ってもらう。
■クラブ活動の特集
学校内のクラブ活動を紹介する。(部活動の内容、試合結果など)
■地域社会への貢献
ボランティア活動や地域イベントへの参加を取り上げ、地域社会への貢献や関わりを掲載する。
■文化祭や体育祭特集
開催前に、出演者や準備活動を紹介する記事を掲載することで、生徒たちの興味を引きつけることができる。
【高校】
■卒業生インタビュー
高校を卒業した先輩たちのインタビューや、彼らの進路や成功ストーリーを取り上げる。
■教師インタビュー
学校の教員に焦点を当て、彼らの経験、趣味などについてのインタビューやプロフィール記事を掲載する。
■進路に関する情報
大学進学や就職に向けた準備に関するアドバイスや情報を提供する。
■文化交流
留学生や国際的な背景を持つ生徒にスポットを当て、彼らの文化や経験を紹介する。
■社会問題ディスカッション
生徒たちが関心を持つ社会的な問題についてのディスカッション記事や座談会を行い、彼らの意見や考えを掲載する。
新聞のレイアウトの決め方
新聞のレイアウトは、伝えたい情報がきちんと伝わることと、読みやすさが重要です。
読者がストレスなく記事を読めることができるように、下記のポイントを意識してみてください。
■見た目のバランス
基本的に、メイン記事は一番大きく扱い、最上部に配置し、サブ記事は、それより下に配置し、小さく扱います。
配置する際は、それぞれの記事や写真が、ごちゃごちゃしていないか、配置バランスをしっかり確認しましょう。
シンプルなレイアウトもいいですが、時にはインパクトのあるような変則的なレイアウトも面白いかもしれません。
配置は、視覚を重視して、いろいろと試してみると良いでしょう。
■文字の読みやすさ
フォントの大きさと種類を選ぶ際には、読みやすさを最優先にします。
タイトルや見出しといった強調する部分は大きくして、どんな内容の記事か一目でわかるようにします。
それに対して、記事内容は少し小さめにします。
■写真と文字の組み合わせ
メイン記事・サブ記事ともに、関連するイラストや写真を入れて、文字だけでなく画像からも情報を得られるようにします。
紙面のどこに配置するかも重要で、全体のバランスを考えて、配置やサイズを決めます。
画像は高解像度のものを使い、文字と一緒に見ても違和感がないようにします。
学校新聞のデータ作成について
原稿も準備ができ、レイアウトも決まったら、次は、学校新聞を印刷するためのデータ作成です。
多くの方は、学校新聞と聞いて思い浮かぶのは、手書きの紙面かもしれません。(筆者も、もちろんそうです!)
でも、最近の学校教育の現場では、パソコンやタブレットを使ったICT教育が盛んですよね。
お子さんが学校でタブレットを使っている、というご家庭も多いのではないでしょうか。
また、パソコンを利用したデータ作成は、次のようなメリットがあります。
①毎号同じフォーマットで制作できる
②文字が読みやすい
③誤字脱字の修正や、画像・文章の挿入が簡単にできる
④学校のホームページなど、Webサイトにも掲載できる
そこで、この記事ではパソコンでのデータ作成の方法をご紹介したいと思います。
初心者でも簡単に使える無料のテンプレートもあります。
こういったものを活用すると、オリジナルの学校新聞を手軽に作ることができます。
無料テンプレートの活用方法
では、実際にどんなテンプレートがあるのか調べてみましょう。
Webサイト上で、『学校新聞 テンプレート』で検索すると、様々なテンプレートが無料で使えることが分かります。
おすすめはMicrosoft officeが提供しているものです。
Office提供のものは、数の多さと、信頼性の高さが魅力です。
サイト内で、「新聞」というワードで検索してみると、WordやPowerPointのテンプレートがいろいろ用意されています。
それ以外にも、新聞社やデザイン会社なども無料のテンプレートを提供しています。
写真や文章を差し替えるだけで、読みやすい紙面が完成するので、新聞作成が初めての人にも安心です。
また、フリーのイラストもぜひ利用してみてください。
決めたレイアウト通りに配置しても、どうしても記事と記事の間などに、微妙な空白ができてしまうことがあります。
また、掲載できる写真が少ないと文字ばかりになり、堅苦しい雰囲気になることもあるでしょう。
そんな時にはイラストを挿入してください。
こちらも無料で使用できる様々なWebサイトがあります。
素材の種類が豊富で、国内のイラストサイトとしては最大級です。
品質も良く、加工しても問題ありません。
様々なイラストレーターが参加しているので、好みのタッチの素材が見つかります。
いらすとやの作品は、きっと皆さん目にしたことがあるかと思います。
タッチが統一されており、素材数も豊富なので、様々なニーズに対応しています。
「こんなポーズのイラスト…ないでしょ」と思っても、いらすとやには大抵あります。
学校新聞の印刷について
印刷方法には、「学校のコピー機を使って印刷する方法」と、「印刷業者に依頼する方法」の2パターンあります。
少部数であれば、学校内で印刷したほうが、早くて便利ですが、せっかく作った新聞なので、印刷を専門業者に依頼するのもおすすめです。
印刷を外注するメリットとは
まず、印刷業者に依頼するメリットは次のようなことがあげられます。
■高品質な新聞ができあがる
写真やイラストも鮮明になり見た目もきれいで、何より読みやすい新聞になります。
また、印刷専用の紙を使用するので、質感もコピー用紙と比べると、大幅にグレードアップします。
学校外の人達にも配布する場合は、やはり印刷業者を利用することをおすすめします。
■手間がかからない
大量の新聞を、学校のコピー機で出力し、用紙を何度も補充し、折り加工があれば手作業で折り、そのあとクラスごとに部数分けして…といったら、大変な作業です。
時間と手間と考えたら、自分たちで印刷するより、断然早くて、すべてお任せで、学校新聞が出来上がります。
一方で、印刷を外注した場合の印刷費用は気になりますよね。
「私たちの学校新聞、いくらでできるの?」
実は、ネット印刷サービスであれば、予想以上に安く印刷できます。
試しに、気になるネット印刷のサイトで印刷費用をチェックしてみてください。
但し、サイズや部数、製本方法などの、仕様に関する基本情報が必要になります。
そこで、続いては、学校新聞に適した仕様(サイズ・用紙)についてお伝えします。
作りやすいサイズとは
通常、一般の新聞は「ブランケット判」もしくは「タブロイド判」で作成します。
※ブランケット判(縦545mm×横406mm)とは、最も一般的な新聞のサイズ。日本経済新聞、産経新聞など、全国紙のほとんどがこのサイズ。タブロイド判はブランケット判の半分のサイズ。
ただ、学校新聞にはサイズは大きすぎて不向きです。
おすすめサイズは次の2つです。
■A3を二つ折りしたサイズ(仕上がりはA4)
■B4を二つ折りしたサイズ(仕上がりはB5)
このサイズであれば、学校のコピー機でも扱えます。
大学ノートや小学校・中学校の教科書はB5サイズなので、ランドセルや鞄にしまうのも問題ありません。
また、ページ数があるなら、「スクラム製本」が一般的です。
これは針金やホッチキスを使わない製本方法で、流通している新聞と同じです。
留め具を使って綴じなくても、「情報が伝われば良い」という新聞の特性のため、この製本方法が使われています。
用紙選びのコツ
専門業者に印刷を依頼する場合は、内容に合わせて用紙を選ぶこともできます。
おすすめの用紙は「コート紙(厚み90kg)」と「マットコート紙(厚み70kg)」です。
作成した学校新聞は、カラーの写真やイラストも掲載しているかと思います。
コート紙とマットコート紙は、カラーを鮮やかに表現できる用紙のため、新聞の写真やイラストも色鮮やかに印刷できます。
■コート紙
紙の表面に発色を良くする塗料を塗布しており、光沢のあるツルツルした質感です。
■マットコート紙
光沢を抑えたマットな質感です。文字も比較的読みやすく、尚且つ写真やイラストも綺麗に印刷でき上品な印象に仕上がります。
用紙の厚みのイメージなどは、以下のページからご確認いただけます。
ちなみに、私たちのすぐスール.comでも、Webサイト上ですぐに印刷費用が確認できます。
まとめ
学校新聞は、単なる情報伝達ツールではありません。
それは子どもたちのコミュニケーション力や表現力を向上させる素晴らしい教材となります。
初めての挑戦であれば、難しく感じるかもしれませんが、テーマ選びからレイアウトの工夫まで、今回ご紹介した様々なアドバイスやテクニックを参考することで、初心者でも安心して学校新聞作りに取り組めるようになります。
ぜひ、この記事を活用して、子どもたちが成長できるような魅力的な学校新聞を作成してください。
【すぐスール ・ お客様サポート】 すぐスールでは随時無料相談を受け付けております。 ご不明点やご質問、納期のご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。 TEL 0120-132-394 (受付時間:平日9:00 – 18:00) お問い合わせページ

