写真集の印刷でおさえておくべき4つのおすすめポイント

最近は、スマホで撮った写真を手軽にフォトブックやフォトアルバムにすることができます。
でも、本格的なカメラで撮った大切な写真なら、仕様もとことんこだわったプロ並みの写真集にしてみたいと思いませんか?
出来上がった写真集を手にとったら、誰かに見せたくなったり、もっといい写真を撮りたいと思うはずです。
今回は、写真集の印刷製本を発注する際、これさえおさえておけば失敗しない!という要点4つに絞って解説いたします。
どんなものを『写真集』と呼ぶの?
ひとくちに写真集といっても、被写体も用途もさまざまです。
・趣味のカメラで撮影した写真集を自費出版として
・彫刻や陶芸など、制作物をまとめた作品集・ポートフォリオとして
・コスプレやアイドル活動の写真を物販として
・結婚式や卒業の記念にアルバムとして
・地域の名所の紹介や観光案内として
上記のように写真集を作る目的はそれぞれですが、被写体がモノであれ人であれ、「写真がうつくしく」、つまり「高品質で印刷されていること」が重要です。
写真集をつくるための4つの秘訣
では、具体的にどうすれば思い通りの写真集ができるのでしょうか?
用紙はアート紙・コート紙を選ぼう

用紙によって、写真の見え方は大きく変わります。
写真集のようにカラー印刷で美しさが重要となる場合、発色が良くなる塗料を塗った「塗工紙(とこうし)」を選びましょう。
代表的なものがアート紙・コート紙です。
塗工紙とは、紙の表面にコーティング剤を塗った、光沢のあるつるつるとした用紙です。
コーティング剤には、クレー(白土)やサチンホワイトなどの白色顔料が入っています。
そのため紙の白色度が高く、発色が良くなります。
また、コーティング剤が塗られているため、表面が平滑になりインクの乾燥が早く、裏うつりしにくくなるというメリットもあります。
アート紙とコート紙の違いは、大まかにいえばコーティング剤の塗工量です。
アート紙は1㎡あたり40g~50g、コート紙はそれ以下です。
| アート紙 | コート紙 | 上質紙 | |
| 塗工量 | 40-50g/㎡ | 20-40g/㎡ | なし |
| 彩度 | ★★★ | ★★ | ★ |
| 平滑性(なめらかさ) | ★★★ | ★★ | ★ |
| 用途 | 美術書・写真集 | 写真集・カレンダー・チラシ | 報告書・モノクロ印刷のチラシ |
アート紙のほうが塗工量が多いため、彩度・滑らかさ・光沢ともにコート紙より色鮮やかに写真を表現することができます。
いずれにしても、アート紙とコート紙は写真集や作品集のようなカラー印刷に向いています。
迷ったときは、表紙には厚めのアート紙、本文はコート紙を選ぶと良いでしょう。
製本は上製本・無線綴じを選ぼう
写真集の製本方法には、上製本(ハードカバー)と無線綴じがおすすめです。

まず、上製本(ハードカバー)のメリットは大きく2つあります。
・耐久性が高いので、長期間の保存に向いている
・重厚感、高級感がある
数十年後も手に取る写真集であれば、ぜひ上製本(ハードカバー)を選んでください。
一方で、上製本(ハードカバー)は作りが頑丈なぶん、製本に時間とコストがかかることがデメリットです。

そんな時は、無線綴じを選びましょう。
無線綴じは、表紙で本文用紙をくるみ、背の部分を接着糊で固める製本方法です。
上製本(ハードカバー)に比べて耐久性は下がりますが、持ち運びに便利でコストも抑えられます。
高品質で印刷できる印刷業者を選ぼう
印刷業者を選ぶにあたっては、
・作りたい仕様や部数で受け付けてもらえるか
・品質が確認できるか
・納期や価格
を確認しましょう。
依頼先としては、
・ネット印刷
・近くの印刷会社
がおすすめです。では、どのように選ぶと良いのでしょうか。
ネット印刷のメリット・デメリット
まずネット印刷の魅力は、短納期で料金もリーズナブルなことです。
ただ、入稿したデータに問題があってもそのまま印刷されてしまったり、
写真の色が想像と違っていたなど、納得できない仕上がりになることもあります。
そういったトラブルを防ぐために、どんな色で印刷されるか事前に確認できる『試し刷り』サービスがある印刷通販サイトを選びましょう。
最近では、無料で対応してくれるところも多くあります。
多くの部数を印刷する前に仕上がりが確認できると安心ですよね。
印刷会社のメリット・デメリット
次に印刷会社の利点は、実際の写真を見せて、対面で相談しながら発注できる点です。
また、用紙の見本をみせてもらったり、その会社での実績となる印刷物を直接手に取ってみることもできるという点も、印刷を依頼する上で、安心できるポイントです。
その際、事前にホームページで製品紹介や商品一覧を確認してみましょう。
『写真集の印刷実績があること』が重要です。
ただ、数量や製本方法などの発注条件とマッチする印刷会社を探すのは、意外と難しいです。
企業規模によっては代理店からの受注のみ対応可能という印刷会社もあるので、個人で発注する場合は、ネット印刷の利用が一般的です。
印刷用データの作成はPhotoshopで!
印刷用データの作成には、印刷適正のある画像編集ツールの利用がおすすめです。
Adobe Photoshopは、画像の加工や色彩表現が細かく調整できるソフトです。
不要なものを削除したり、より鮮やかな色合いにしたりと、写真の美しさをより際立たせられます。
また、印刷業者に印刷用データとして渡す際は、PDF形式にしておくと安全です。
特に注意すべき点は下記の2点です。
・解像度350dpi(最低200dpi)であること
・フォントの埋め込みがされていること
こうすることで、仕上がりが粗くなること、レイアウトが崩れてしまうことが防げます。
Photoshopなどの専用ツールを持っていない場合、すぐスール.comでは印刷用データの作成も承っています。
※印刷用データ作成のご依頼はコチラから
おわりに
自分で撮った写真を写真集にする際のポイントとして、
「用紙の選び方」「印刷業者の選び方」「製本方法」「印刷データの注意点」
この4つの項目にわけて、ご説明しました。
もっと詳しく「写真集の印刷製本」について知りたい方は、下記のページも是非ご参考にしてみてください。
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