広報誌・会報誌成功の秘訣!~印刷テクニックを徹底解説~

現代のビジネスシーンにおいて、広報誌・会報誌は、組織の「顔」となる重要なツールです。
ターゲットとなる人たちに対して、組織の活動や価値を明確に伝えることで、信頼や理解を深め、絆を強化する役割を果たします。
今回は、広報誌・会報誌に関わる「印刷の基本的な知識」をしっかりとお伝えしたいと思います。
具体的には、企業経営者や広報担当者の方を対象に、印刷の基本から、制作する上でのポイント、そしてネット印刷サービスの選び方までを詳しく解説いたします。
これを読めば、広報誌・会報誌作成において気を付けるポイントが分かり、安心して印刷発注することができるようになります。
満足のいく広報誌や会報誌を作成し、あなたの会社の評価や信頼性の向上に繋がることを期待しています!
広報誌と会報誌の違い
会社や団体、組織の最新の活動や情報を伝えるために、定期的に発行される冊子を「広報誌」もしくは「会報誌」と呼びます。
発行頻度は、月刊、季刊、年刊など様々です。
形式は紙の冊子だけでなく、最近は、デジタル版の広報や会報も多く存在します。
・広報誌とは…
顧客・一般の人々・業界関係者・ステークホルダーといった“外部”に向けた情報誌
・会報誌とは…
団体・組織のメンバーといった“内部”の関係者を対象とした情報誌
つまり、「誰に向けた情報誌なのか」によって異なります。
また、掲載する内容も変化します。
では、それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。
広報誌って何?
組織の活動や情報を、広く一般の人々に伝える役割をもっています。
広報誌に掲載する内容は、以下のようなものが一般的です。
■組織のミッションやビジョン
■新製品情報やサービスの紹介
■社会貢献活動やCSR活動の報告
■業界のトピックやトレンド
また、次のようなメリットがあります。
■企業のブランドイメージを形成・強化され、外部に周知することができる
■新製品やサービスの発表、企業の成果や取り組みを伝えることができる
■顧客とのつながりが深まり、ロイヤルティ(企業への愛着心)を高めることができる
広報誌を発行することで、外部の人々に組織の活動や価値を伝える手段となり、イメージやブランド形成を強化することができます。
また、その結果として、社会的な認知度が向上し、人々の理解が深まることが期待されます。
会報誌って何?
メンバーや関係者と情報を共有するためのツールと言えます。
会報誌に掲載する内容は、以下のようなものが一般的です。
■活動報告やイベントの様子
■会員の紹介やインタビュー
■専門的な記事や研究の紹介
■今後の活動予定
また、次のようなメリットがあります。
■メンバー内で重要なニュースを共有することで、一体感を促進できる
■価値観や理念を共有することで、愛着心や共感を育むことができる
■組織のブランディングや認知度を向上させることができる
会報誌を発行することで、組織の活動や実績を広く紹介でき、情報共有や一体感を生み出すことができます。
さらに、メンバー間の交流や連絡がスムーズになり、コミュニケーションの助けとなるでしょう。
要するに、広報誌と会報誌では、ターゲットとする読者も、その内容や目的も異なります。
ただ、どちらも『団体・組織・企業への愛着心を高める』という意味では同じ役割をもっていると言えます。
広報誌・会報誌の印刷について
印刷方法には、大きく分けて、「オンデマンド印刷」と「オフセット印刷」があります。
どちらの印刷方法を選ぶかは、印刷会社が部数や使用目的に合わせて決めることなので、詳しいことは知っておく必要はありません。
とは言っても、あなたが作ろうしている広報誌や会報誌が…
・どちらの印刷方法が向いているのか?
・仕上がりに違いはあるのか。
・価格はどう変わるのか。
など、ちょっと気になりますよね。
そこで、それぞれの印刷方法の特性を簡単に説明します。
「どちらの印刷設備がある業者を選べばよいのか」といった印刷会社選びの参考にしてください。
オンデマンド印刷とは
少部数を短納期で印刷できるのが「オンデマンド印刷」です。
オンデマンドとは、英語の「On Demand」、訳すると「必要に応じて」という意味があります。
注文が入ったときに、必要な分だけ印刷することができるのが、このオンデマンド印刷の最大の特徴です。
オンデマンド印刷の特性は次のような点が挙げられます。
■少部数向きで、1部から印刷が可能
■版を作る時間やインクを乾かす時間がいらないため、スピード印刷ができる
■必要な分だけ印刷できるので、過剰な在庫が生まれにくい
■ハガキの宛名やチケットのナンバー印字など、一枚一枚、内容が異なるものを印刷することが可能
オフセット印刷とは

オフセット印刷は、昔からあるベーシックな印刷方式で、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの「4色の版」を使います。
版についたインクをいったん転写ローラーに移し=「Off」
それを印刷用紙に再度転写する=「Set」
という印刷工程のため、「オフセット印刷」と呼ばれます。
版を作る工程は時間を要しますが、その後の工程では、何千何万部を短時間で印刷することができます。
オフセット印刷の特性は次のような点が挙げられます。
■写真の色表現や小さな文字など、細部まで鮮明に表現できるため、品質にこだわった印刷物に向いている
■いったん版を作ってしまえば、短時間で大部数の印刷が可能
■大量印刷の場合は、単価を抑えることができる、大量に印刷するほど単価が低くなる
特定の色や仕上がりを求められる場合は、オフセット印刷が適していることが多いですが、少部数の場合はコストが上がったり、実際のオフセット印刷機で試し刷りをするための初期費用が追加で発生したりします。
広報誌・会報誌の用紙の選び方
広報誌や会報誌に適した用紙は、次の3つです。
■コート紙
■マットコート紙
■上質紙
カラー印刷の場合はコート紙もしくはマットコート紙、モノクロ印刷の場合は上質紙が適しています。
それでは、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
用紙選びのポイントと特徴
用紙は内容に合わせて選ぶことが重要です。
例えば、写真やイラストを多用している場合は、カラーを鮮明に印刷できる用紙がおすすめです。
〈カラー印刷のとき〉
■コート紙(厚み90㎏)
光沢のあるツルツルした手触り感で、発色を良くする塗料を塗った用紙です。
写真やイラストは綺麗に印刷できますが、光沢があるため、文字を多く読ませる印刷物には不向きです。
■マットコート紙(厚み70㎏)
コート紙同様に、発色の良い用紙で、写真やイラストも綺麗に印刷できます。
また、紙の表面にマット系の塗料を塗布して光沢を抑えているので、文字も読みやすいのが特徴です。
〈モノクロ(白黒)印刷のとき〉
■上質紙(厚み70㎏)
光沢や艶が少ない用紙で、文字を多く使用した印刷物に向いています。
発色はコート系よりありません。
しかしオンデマンド印刷の場合、にじみや染み込みがないため、コート系と同等の発色を表現することができます。
用紙の厚みも重要!
用紙の厚みは、印刷物の耐久性や印象に深く関わります。
一般的に厚い用紙のイメージは、「高級感」「重厚感」っといった言葉で表現できます。
また手に取ったときのしっかりとした感触は、長持ちする印象を与えます。
反対に薄い用紙は、軽くてシンプルな印象をもち、さっと目を通すような読み物や情報を伝えるのに適しています。
今回、ここで紹介した用紙の厚さは、広報誌や会報誌でよく用いられる標準的なもので、キャンパスノートやコピー用紙と同程度です。
この基準を参考に、理想の厚みを検討してみてください。
広報誌・会報誌の作成のポイント
紙面を作成するときの大切なポイントは、いちばんに「読者の読みやすさ」を意識することです。
気をつけるべきポイントは次の3つです。
■見やすいレイアウトにすること
■写真や図を効果的に使うこと
■適したフォントを選ぶこと
レイアウトの重要性
広報誌や会報誌などの情報誌では、パッと見た時の「見やすさ」や「情報が瞬時に伝わるか」が重要となります。
■主役を際立たせるレイアウトに
主役となる記事は、ページ上部に大胆に配置します。
サブ記事は控えめに、そして編集後記は最後のページに、というように、情報を整理して、読んでほしい記事や重要度に合わせて、紙面を割り付けしていきます。
記事の価値を最大限に引き出し、魅力的に伝えるレイアウトで、読者を心を掴みましょう。
■読む流れをスムーズに
縦書きならN字になるよう、「右上から左下」に向けて紙面を作ります。
横書きならZ字になるよう、「左上から右下」を意識しましょう。
目の動きが自然に誘導されるので、次のページも読みたくなり、楽に読み進めることができます。
■統一感のあるレイアウトに
余白の取り方やスタイルを統一することで、プロフェッショナルな印象を与え、読者の信頼を得ることができるでしょう。
写真や図の活用方法
広報誌や会報誌では、写真や図などの「画像」を活用すると、読みやすさが大きく変化します。
カラー写真やイラストを掲載することは、単に見栄えを良くするといった効果だけではありません。
記事内容と関連性のある写真や図を配置することで、その内容を引き立て、読者の心にインパクトを与えることができます。
■記事との関連性は不可欠
新商品の紹介なら、その商品の写真や性能を示すグラフや図があると、より具体的になり信憑性が一段と引きあがります
「1つの記事に、1つの画像」を意識してメッセージを強力に伝えてみましょう。
■画像のクオリティは重要
ぼやけた写真を使用しては、せっかく書いた記事の価値も下がってしまいます。
写真の印刷に最適な解像度『300~350dpi』の画像を使用して、クオリティの高さで読者を魅了しましょう。
■キャプション(説明分)は必須
その画像が何を示しているのか、その意味を伝えることは忘れてはいけません。
その際、記事とのバランスを考えながら、簡潔に、わかりやすい言葉を選ぶことで、画像と文章を一体化させることができます。
フォントの選定
広報誌や会報誌で使用するフォントは、どんな読者が多いのか、どのような目的で発行するのか、どんなデザインテーマなのか、といったさまざまな要因を考慮して選びます。
その上で、読みやすさを最優先に考え、タイトル、見出し、小見出し、本文で、使い分けることで、デザイン性に変化をもたせることも可能です。
おすすめのフォントは、次の5種類です。

■MS明朝、MS P明朝
日本の印刷物でよく使用される代表的な明朝体のフォントで、読みやすく清潔な印象を与えます。
テキスト文章や書籍などで広く利用され、縦書き・横書きの両方に適しています。
■MSゴシック、MS Pゴシック
「MS明朝・MS P明朝」同様に、よく使用される代表的なゴシック体のフォントで、読みやすさとシンプルなデザインで、縦書き・横書きの両方に利用可能です。見出しにおすすめです。
■UDデジタル教科書体
教科書や学習教材を中心に使用され、長時間の読書でも疲れにくいフォントデザインと言われています。
明朝体とゴシック体があり、子供から大人まで、幅広い年齢層にわかりやすく伝わる形状で、デジタル表示でも紙の印刷でも鮮明に表示されるよう設計されています。
■Times New Roman
世界的に広く認知されているフォントで、公式文書や学術論文をはじめ、さまざまな用途で使用されています。
ギリシャ文字やキリル文字など、多様な文字体系にも対応しています。
■ヒラギノ角ゴ
バランスの良いデザインと高い可読性から、人気のあるゴシック体のフォントです。
モダンで清潔な印象を与えるデザインで、日本語だけでなく、アルファベットも読みやすい形状です。
デザイン性のある印刷物からビジネス文書まで、幅広い用途で愛用されています。
ネット印刷サービスとは
さて、データができ上ったら次はいよいよ印刷です。

どの印刷業者に依頼しようかと思案されるかもしれませんが、「ネット印刷サービス」を利用したことはありますか?
ネット印刷サービスとは、Webサイトから発注してネット経由で印刷用データを送るだけで、低価格・短納期で印刷物が完成し受け取るができるという印刷版の通販サイトです。
「安くて早い!」がネット印刷の特徴ですが、はじめて利用する場合は不安ですよね。
最高の広報誌・会報誌を手に入れるためには、適切なネット印刷の業者を選ぶことが不可欠です。
そのためのポイントをご紹介します。
ネット印刷サービス選びのコツ
インターネット上で印刷サービスを探せば多くの業者がヒットしますが、その中から信頼できる業者を見極めるポイントを解説します。
■制作実績はその実力の証
ホームページで制作実績をチェックしてみましょう。
得意とする印刷物や技術の高さはどうか。
広報誌や会報誌の情報誌系の印刷実績が多数あれば安心ですね。
■サポート体制がカギ
eメールやチャットだけでなく、電話対応もしているか。
問題や質問があった際の迅速な対応は信頼できると判断して良いでしょう。
気になる点は、直接問い合わせてみてその反応を確かめてみましょう。
■印刷オプションはしっかりチェック
用紙の種類、製本加工、仕上がりなど、どんなオプションやサービスを提供しているか。
あなたの希望する印刷にマッチするか、しっかり確認してください。
■価格と品質のバランス
同じ品質やサービスを提供している印刷業者の中で、適切な価格を設定しているか比較しましょう。
■評判は実力のバロメーター
インターネット上のレビューや評価は、多くの顧客の声が集まる場です。
全て鵜呑みにしてはいけませんが、その業者の評判を把握する手がかりとなります。
これらのポイントを考慮して、あなたの条件に合った印刷サービスを選んでください。
印刷コストの削減方法
「印刷費用をどうにかして減らしたい!!」
この記事をお読みの方は、少なからずそう考えているかもしれません。
そこで、印刷コストを抑えながら品質を維持する秘訣をご紹介します。
■まとめて注文しよう
大量に印刷するなら、一括で注文することで、単価を下げることができます。
一方で、少量の印刷では、必要な分だけ刷ることができるオンデマンド印刷がベストです。
不要な在庫を抑え、コストを削減できます。
■早めの注文がお得
基本的にネット印刷は、納期が短くなればなるほど、金額が上がります。
納期の余裕があれば、印刷コストは抑えられます。
早期注文は「早割」の恩恵を受けられるだけでなく、急な料金追加を避けることができます。
■一般的なサイズや用紙を活用
特殊な大きさや形ではなく、A4やB5のような一般的な冊子サイズにすること。
用紙も先述したようなコート紙、マットコート紙、上質紙といった、コストパフォーマンスの良い用紙を選ぶことで、さらなる節約が期待できます。
■カラー印刷は計画的に
確かに全ページカラーは魅力的ですが、コストは高くなりがちです。
カラー印刷は必要なページに限定して、他は白黒(モノクロ)、2色刷りなど、内容に合わせてカラーの色数を減らすとコストカットできます。
■印刷データの準備は慎重に
印刷データの不備は追加のコストを招くリスクがあります。
不安な場合は、無料もしくは低価格でデータチェックのサービスがある業者を活用し、トラブルを未然に防ぎましょう。
以上のようなことを参考に、高品質ながらコスト効果の高い広報誌・会報誌を作成してください。
【すぐスール.comの印刷データに関するお役立ちサービス】
まとめ
今回は、広報誌・会報誌の「印刷の基本的な知識」について、お話しいたしました。
“外部”へ情報を発信するための広報誌。
逆に、会報誌は“内部”に向けた情報共有や絆を深める目的で作られます。
ただ、「愛着心を高める」といった共通の役割があります。
印刷方法には主に「オンデマンド印刷」と「オフセット印刷」があります。
どちらが適しているかは部数や使用目的で決定されますが、
少部数でなら「オンデマンド印刷」
大量印刷なら「オフセット印刷」
と、覚えておくと良いです。
広報誌・会報誌の制作においては、用紙の選び方からレイアウト、フォントの選定に至るまで、さまざまな要素が重要になります。
特に、読者の視点を常に意識し、伝えたいことを最大限に伝えるための配慮が求められます。
また、その組織や団体の顔とも言えるものです。
そのため、信頼や印刷の品質を落とさないためにも、常に高いクオリティを維持することも大切です。
【すぐスール ・ お客様サポート】 すぐスールでは随時無料相談を受け付けております。 ご不明点やご質問、納期のご相談など、まずはお気軽にお問い合わせください。 TEL 0120-132-394 (受付時間:平日9:00 – 18:00) お問い合わせページ

