小冊子とは?他の冊子との印刷製本の違いはあるの?

冊子を表す言葉にはさまざまなものがあります。
書籍、図書、冊子、小冊子、パンフレット、ブックレット、カタログ…など。
なんとなくイメージできるものもあれば、できないものもあります。
これらには明確な定義があるのでしょうか?
今回はこの中でも聞き馴染みのない「小冊子」について解説いたします。
小冊子とは?
1964年11月の第13回ユネスコ総会で小冊子について「5ページ以上48ページ以下(表紙を除く。)の印刷された非定期刊行物」と定義されています。非定期刊行物とは定期的に発行される印刷物でないことを指しています。
ちなみに図書(本)は「49ページ(表紙を除く。)以上の印刷された非定期刊行物」と定義されています。
この定義はあくまで国際的な統計をとるためのもので、一般的にはページ数の少ない冊子の事を小冊子と呼ぶことが多いです。
冒頭であげた冊子も、ページ数により小冊子や図書(本)に分類され、用途や内容によって呼び名が変わるイメージです。
例えばパンフレットは商品やサービスを紹介することがメインの役割、ブックレットはパンフレットに近いが、読み物としての目的がメインといった感じです。
これらに関しては明確な定義がないので、作る側、使う側によって呼び方は変わりそうです。
小冊子印刷のメリット
小冊子はペラ物(一枚物)のチラシなどと比べて、多くの画像や文字などの情報を掲載できるメリットがあります。ページごとに情報を分けて伝えることが出来るため、伝えたい内容や情報を読み手に分かりやすく伝えることができます。
チラシでは伝えきれなかった情報を更に深く伝えることができるので、段階的に販促ツールとして活用することも可能です。
また、小冊子はページがバラバラにならないよう、製本されています。
小冊子の製本
小冊子にはどのような製本方法があるのか、製本方法ごとの特徴をご紹介いたします。
無線綴じ(むせんとじ)製本
針金や糸を使わず、背の部分に特殊な接着剤を使用し、表紙でくるむ製本方法です。くるみ製本とも呼ばれます。接着剤自体の強度もあるのですが、本の背の部分に溝をつけて接着剤が触れる面積を増やすなどの工夫もされています。
ページ数の多い小冊子や本に適した製本方法で、一般的な印刷物で言うと文庫本や週刊少年誌などがあります。ページ数が少ない場合には接着面が足りず、強度が弱くなるので注意が必要です。
無線綴じのデメリットは、中綴じのように中央部分までページを開くことが出来ない点です。
見開きを想定した中央部分にデザインされたデータには不向きです。
PUR(ピーユーアール)製本
PUR製本は無線綴じ製本の一種でPURは「ポリ ウレタン リアクティブ」を略したものです。出来上がりは一見、無線綴じと変わりませんが、建築や自動車の内装などに使用される特殊な接着剤を使用しています。
一般的な無線綴じの接着剤と比べて、強度が高くしなやかなため、冊子を開きやすく、冊子を開いた状態で置いておくこともできます。
近年では多くの小冊子、冊子などに使用が広がっている製本方法です。
中綴じ(なかとじ)製本
中綴じは表紙の用紙と本体の用紙を重ね合わせ、中央部分を2か所ホチキスで留める製本方法です。表紙と本体を2つ折りにするため、最低8ページ、以降12、16、20ページと4の倍数のページ数になります。
原稿が7ページしかない場合は1ページ追加しなければ製本できないなど、ページ数に制限がある点が特徴であり、デメリットと言えます。
無線綴じの解説部分で軽く触れましたが、中綴じ製本は180度開くことが出来るので、見開きのレイアウトに適しています。ビジュアル面でインパクトを出したい場合などは、特にオススメの製本方法です。
比較的ページ数の少ない冊子に適していて、商品パンフレットや会社案内などに多い製本方法です。ページ数が多い場合には用紙によっては綴じている部分が膨らみ、綺麗な仕上がりにはならないので、注意が必要です。
おわりに
小冊子の印刷や製本は、使用目的や用途によって変わってきます。
作りたい小冊子のページ数や、イメージによって、製本方法を選んでください。
「どういった製本にすればいいかわからない」
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